矯正治療について
8020運動って知っていますか？
お年寄りの方に楽しみは何かとたずねたところ、「家族との語らい」や「おいしいものを食べること」をあげる人が多くいました。そうなのです。自分の歯で何でも噛めるということは、その人の「生きがい」や「健康」そのものでもあったのです。
そこで、日本歯科医師会において「80歳で自分の歯を20本以上残しましょう」といういわゆる8020運動が始まったわけです。矯正治療もそのお手伝いをしています。
矯正治療のメリット
歯を削る量を減らせる
歯並びが悪いと虫歯の治療時に余分に歯を削らなくてはならない場合があります。少し傾きや位置を変えるだけで歯を削る量が大幅に減ることもあります。
虫歯、歯周病になりにくい
歯並びがガタガタではどんなに磨いたつもりでも歯の間は歯垢だらけ。矯正によってブラッシングしやすくなり、虫歯や歯周病で歯を失うリスクを減らせます。
笑顔に自信がもてる
人に対して積極的になったり、表情も明るくなるなど精神的、心理的にも好影響がもたらされます。
肩こりや頭痛が楽になる
咬み合わせが悪いことに由来する肩こりや頭痛は、矯正することによって治ります。原因が咬み合わせ以外から来る場合もありますので、一度相談にお越しください。
顔の歪み改善
悪い咬み合わせの放置や、頬杖をついたり悪い姿勢で寝ていたりすると顎の形が左右にずれてしまうことがあります。そのような兆候を早く見つけ、顔の歪みを予防します。
いざというとき、力を出せる
オリンピック選手が咬み合わせを整えて成績を向上させた例があるように、歯の咬み合わせはここ一番の踏ん張りやパフォーマンスに大きな影響を与える重要な要素です。
顎関節症について
顎関節症ってなぁに？
顎関節症（がくかんせつしょう）とは、主に顎の関節やその周囲に起こる痛み、機能障害などを起こしている状態のことをいいます。
口を開けるとあごが痛い、音がする、口が開けにくいなどの症状が現れたら要注意。顎関節症の症状にはほかにも肩こり、頭痛、腰痛など顎とは関係のないようなところにも現れることがあります。
原因はかみ合わせが悪かったり、口の開け過ぎやけがなどいろいろと考えられますが、ストレスによるくいしばりが原因になることもあります。
顎の違和感や痛みが気になる場合は、お気軽にご相談ください。
こんな症状にご注意
- 口が開けにくい
- 偏頭痛がある
- よく肩がこる
- 開けると痛い
- 歯ぎしりをする
- 口を開けると顎が鳴る
こんな症状にご注意
- 口が開けにくい
- 偏頭痛がある
- よく肩がこる
- 開けると痛い
- 歯ぎしりをする
- 口を開けると顎が鳴る
顎関節症のしくみ
口を大きく開けると、下顎頭の部分が回転しながら前方にすべり降りていきます。
このとき、下顎頭の上にある関節円板も一緒に移動するのですが、顎関節症の場合、関節円板の移動がスムーズにできないことがあります。このとき、パキ・ポキなどの音が出ることもあります。
どうすればなおるの？
まず、原因を見つけて、それに合わせた治療をしていきます。かみ合わせが原因の場合には、ボクシングのマウスピースのような装置を使って治療をすることがあります。この場合、治療には一部保険が適応されます。
顎関節症の予防はできるの？
まずはかみ合わせが悪くならないように気をつけましょう。姿勢をよくし、足を組まないように気をつけるなど、体の左右のバランスがとれるように心がけると効果的です。日頃からよくかんで食べるようにすることも大切です。
当院での顎関節症の治療は、
かみ合わせが原因と考えられる方を対象に、
矯正治療を前提として行っております。
ご相談の結果、当院での治療ができない場合もありますので、あらかじめご了承下さい。顎関節症に関するお問い合わせは、お電話や来院時のご相談でも受け付けております
