こんにちは。 大阪市旭区のいしかわ矯正歯科クリニック・非常勤歯科衛生士の松本です。
今日は、『舌のパワー』について書いてみたいと思います。
先週、NHK『あさイチ』で「舌が美容や健康に驚異のパワーをもっている。」と、紹介していたそうですね。
（↑私、TV殆ど見ないので、美容マニアな友人が「知ってる？」と、話題にしてきて私は知りました…笑）
なんでも、番組では「舌」を鍛えることで、「老け顔の大敵である “ほうれい線” や “顔のたるみ” を解消してくれたり、病気予防にも効果的」だと取り上げ、美魔女歯科医の宝田恭子先生がエクササイズ法を紹介していたとか～☆
そうなんですよ～‼
『舌』や『口唇』や『頬』など、お口周りの『筋肉』のトレーニングは、年齢関係なく鍛え続けられますからね。
老化による筋肉の衰えで出来てしまうシワやたるみの予防、解消としての美容とアンチエイジング対策に効果が 期待できます!!
また、お口を閉じ鼻呼吸をちゃんとできることによる、細菌やウイルスやホコリなどの侵入をお鼻のフィルターに頑張ってブロックしてもらえるようになる健康予防目的にも効果が期待できます‼（特にこれからの季節は風邪とインフルエンザの流行期ですからね！）
ところで、この唇や舌の筋トレ、実は歯列矯正では治療上必要とされる症例の方が多く、私たち矯正科の衛生士たちが指導させて頂く機会が多いってご存知ですか？
歯並びや噛み合わせには、幼少期の生活習慣や癖なども大きな影響を及ぼしていることを、当院のブログ内でも記事にしてくれたスタッフがいましたね。（→ http://kyousei21.com/blog/1266/ ）
舌を歯と歯の間に挟んでしまう『舌突出癖』や『指しゃぶり』は開咬や上顎前突の原因になります。
アレルギー性鼻炎による慢性的な『口呼吸』の習慣は、お口周りの筋肉の発達を衰えさせ、緩くなってしまいす。他にもいろいろ…。
歯の外側から支えてくれている『唇』と、内側から支えてくれている『舌』という筋肉のバランスで、歯並びは形成されます。
唇と舌の筋肉が悪い方向に作用したり、未発達だったり… バランスを崩していると、歯並びが悪く成長してしまったり、治療後も歯並びを崩されて『後戻り』しちゃいます。
我々が行う『MFT：口腔筋機能療法』という舌や口唇、頬などの口腔顔面筋のトレーニングは、咀嚼時、嚥下時、発音時、安静時の舌や唇の位置の改善を目的としています。
お顔には沢山の筋肉がありますからね。 それらを日々鍛えてあげることが歯並びの治療上必要な方には『MFT』を行うわけですが…。
対象としてお子様に指導する機会が多いので、アンチエイジングや美容などと無縁無用なお子様たちなので、なかなか「毎日頑張ってやってね！」って言っても鬱陶しがられるだけ…。
私も歯列矯正専門クリニックで働く歯科衛生士になって20年ですが、15年ほど前の女子会中に、他の歯列矯正専門クリニックに勤めていた同級生に「毎日の勤務の中で、MFTを担当業務に振り当てられ、業務として毎日、要MFTトレーニング患者様の指導を、お手本を見せながらやっていたら、小顔になったよ～♪ コレ効くよ～♪」って聞き、（今では小顔という響きもですが、シワとたるみ予防も追加項目となっています。） 以来、私もMFT指導の担当になるのが嬉しくって、指導中には保護者の方（特にお母様）に「コレ、実はかなりほうれい線解消や小顔体操として有効ですから、子供さんに「やりなさい」と言うだけではなく、お母様は美容・アンチエイジング目的で一緒にやってください。 継続しないと効果が出ないので、ダイエットと一緒で『続けること』が一番難しいトレーニングですから、子供さんと一緒に楽しくです。」と、お願いしています。
『MFT』でやっているトレーニング内容は、ほとんどがTV番組で紹介して下さっているエクササイズと同じですょ。
舌を精一杯伸ばしながら左右に動かしたり、唇を閉じてお水や舌を頬っぺたの中でゆっくりと移動させたり、ボタンを歯と唇の間に挟みくわえたまま引っ張ったり、ペットボトルににお水を入れて重りにしたり、ゴム風船を膨らませたり、口唇を目一杯横に『い』の口にしてひいたり⇔『う』の口にすぼめたりを繰り返す「い～う～・い～う体操だったり」…。
『MFT』トレーニングはどこでもいつでも出来るので、私は思い出しては楽しんでやっていますよ。
最初はアンチエイジング目的だったのですが、トレーニング後は血流が良くなるおかげか、お顔が気持ちよくって…無意識の癖のようになってしまい…。
車の運転中や、勤務中はマスクの下でもモゴモゴとしてしまったり…。
公共の車中とかでマスクをつけて乗車しているときに無意識にやってしまい、友人たちに「変顔になってる～」と大笑いされた経験があるのでした。（一人で乗車中じゃなくて良かった…笑）
ではでは、今日はこの辺で。。。
