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マウスピース矯正(インビザラインなど)がうまくいかない症例について

こんにちは、院長の石川哲也です。

今日はマウスピース矯正(インビザラインなど)でうまく治りにくい症例についての話です。マウスピース矯正とは透明なプラスチックのシートを歯にかぶせ、数週間ごとに新しいものに交換しながら歯を動かす矯正治療のことです。シートは取り外せますので食事の時は外し、それ以外は口の中にはめたままになります。固定式の装置に比べ、目立ちにくい所に長所があります。

また、いざとなれば(例えば結婚式で目立つ装置が嫌な場合など)一時的に装置を外して過ごすことも可能です。

ただ、食事の時以外、 1日のうち22時間位は装置をはめておかないとうまく動かない場合が多いと感じております。

シートは次々に新しいものと交換していきますので、「最近3日間ほど風邪でうまく使えてなかったなぁ」などと言う場合、新しいシートに交換するタイミングを3日ずらしてきっちり動ききってから次のシートに切り替えるなど工夫が必要でしょう。

また、使い方だけではなく、動かすのに苦手な歯並びも存在します。歯根を大きく動かす必要がある場合(例えば歯を抜いて隙間を閉じる治療や、もともと倒れている歯を起こす治療など)はマウスピース矯正単独では治療が難しい場合が多いです。そのような場合、他の矯正装置を併用して治していくのが良いでしょう。

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