こんにちは。いしかわ矯正歯科クリニックの○前です。
春めいてきましたね。当院でも出産、新大学生、社会人、新規開業等々、おめでたいお話が多く春だなと実感します。
4月から矯正治療をスタートされる患者様は比較的多く、お口の中に装置がつく事によって虫歯になるリスクを気にされて『虫歯になりやすいですか。』と質問されることが多いように思います。
特に子供さんの場合、歯ブラシを子供さんに任せっきりにはなかなかできないので、必ず仕上げ磨きをお母さんや、お父さん、おばあさまと大人に委ねることが多いですが、仕上げみがきをされていても中にはブラッシング方法が間違ってされていたり、食習慣に問題があり虫歯になってしまう方もいらっしゃいます。
さて、歯みがき習慣をしっかりつけてもらうことが虫歯予防の第一歩なのですが、歯みがきをするタイミングがあるのをご存知でしょうか?
私が小学生の頃は食後に歯磨きをするようにと教えられましたが、今では食後30分位してから歯みがきをするのが良いそうです。実は食後のお口の中は酸性に傾いており、エナメル質も酸で溶かされている状態です。もし食後すぐに歯ブラシでこすると歯は傷がついてしまうので、少しだけ待ってから歯磨きをするのが良いそうです。
また、寝る前はもちろんのこと朝起きた時にするのが一番いいと唱える先生もいらっしゃいます。
朝起きた時は、寝ている間に唾液などの分泌が促せないのでお口の中が乾燥してしまいがちです。お口の中の乾燥が原因で細菌の繁殖につながり、虫歯菌も増えるので、朝一番のお口の中は細菌のパラダイスだそうです。ですので朝一番の歯みがきは細菌を減らす効率のいい歯ブラシだといわれています。
矯正治療をすることによってしっかり食事ができ、審美的にもよくなり、効率のいい歯磨き習慣ができれば、虫歯も歯周病リスクも減って一生の宝物になりますね。