子供の方の矯正について

5歳~11歳ごろ 乳歯列~混合歯列期

顎の成長期を利用して骨格的な左右のずれ、前後のずれ、大きさ等を改善し良いかみ合わせの基礎を作ります。
悪習癖が原因で歯並びが悪い場合、また、歯並びが原因で発音障害が出ている場合などは早期開始が良いでしょう。

子供の矯正の開始時期の目安について

当クリニックでのお子様の矯正治療開始推奨時期を下に示します。
例外として、取り外し式装置で3~4歳からうけ口の治療を開始され、早期に治療が完了した方もおられますので、一度無料相談を受けられる事をお勧めします。

顎の骨の位置ずれ

・反対咳合(うけ口) 上の前歯(永久歯)が萌えてきた時期 (3歳以降、応相談)
・出っ歯 8~10歳位
・下の顎の左右のずれ 見つかり次第5~8歳位、歯の萌え変わり時期に治すのが望ましい

顎の骨が小さくて、永久歯の萌える隙間がない 7歳位

悪習癖・歯数異常・その他 2歳以降、3歳位のうち

※当クリニックでは、メールでの相談も受けております。お気軽にご相談下さい。

メールでのご相談はこちら

治療に使用する装置

T4K(K1)

歯列矯正用咬合誘導装置(T4K、K1)
成長する歯の誘導や舌の癖等を改善する為の装置です

歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)

歯列矯正用咬合誘導装置
(ムーシールド)

主に反対咬合に使用します

ヘッドギア

ヘッドギア
上の奥歯を後ろへひっぱる為の装置です

プロトラクター

プロトラクター
上の歯を前方へひっぱる為の装置です

リンガルアーチ

リンガルアーチ
歯の内側から歯を押し出したり固定する装置です

部分的ブラケット装置

部分的ブラケット装置
永久歯がきれいに萌え揃うまでに部分的に着ける装置です

FKO

FKO
上下の歯のバランスを整える装置です

拡大床(ネジタイプ)

拡大床(ネジタイプ)
横幅を広げる為の装置です
(取り外し式)

拡大床(ワイヤータイプ)

拡大床(ワイヤータイプ)
横幅を広げる為の装置です
(取り外し式)

クオードへリックス(緩徐拡大装置)

クオードへリックス
(緩徐拡大装置)

横幅を広げる為の装置です
(固定式)

これらの装置を組み合わせて使う場合もあります。

治療例

上顎前突(出っ歯)

  • 唇が閉じやすくなり見栄えが良くなりました
  • 発音や咬みやすさ等機能的に改善しました
  • 歯周病や口臭の予防になります
FKO

使用した装置
・FKO

上顎前突
主訴 出っ歯
診断名あるいは主な症状 上顎前突
年齢 9歳
治療に用いた主な装置 機能的顎矯正装置(F.K.O.)
ヘッドギア
抜歯部位 無し
一般的な治療期間 2年〜3年(保定期間を除く)
一般的な通院回数 24回〜36回(保定期間を除く)
一般的な治療費 約300,000円〜450,000円(税別)
リスク副作用 少々寝苦しいことあり

叢生(ガタガタ)

  • 歯磨きがしやすくなり虫歯や歯周病になりにくくなりました
  • 発音や咬みやすさ等機能的に改善しました

FKO

FKO

使用した装置
・リンガルアーチ
・部分的ブラケット装置

上顎前突
主訴 前歯がガタガタ
下の前歯がグラグラする
診断名あるいは主な症状 叢生を伴う歯牙歯槽性前歯部反対咬合
年齢 8歳
治療に用いた主な装置 マルチブラケット装置(金属)
リンガルアーチ
抜歯部位 無し
一般的な治療期間 3年〜6年(保定期間を除く)
一般的な通院回数 36回〜50回(保定期間を除く)
一般的な治療費 約700,000円〜900,000円(税別)
リスク副作用 歯根吸収が起こる場合がある
長期にわたる治療が必要

下顎前突(受け口)固定式装置

  • 発音や咬みやすさ等機能的に改善しました
  • 固定式装置により計画的に治療がすすめられます
下顎前突(固定式)
主訴 反対咬み
診断名あるいは主な症状 歯牙歯槽性の前歯部反対咬合
年齢 9歳
治療に用いた主な装置 上顎リンガルアーチ
下顎前歯部ブラケット装置(金属)
抜歯部位 無し
一般的な治療期間 2年〜3年(保定期間を除く)
一般的な通院回数 15回〜25回(保定期間を除く)
一般的な治療費 約200,000円〜450,000円(税別)
リスク副作用 歯根吸収が起こる場合がある
噛み合わせによってはこの方法で治せない場合がある

下顎前突(受け口)取り外し式装置

  • 発音や咬みやすさ等機能的に改善しました
  • 取り外し式装置なので歯磨きはしやすいです
T4K

使用した装置
・歯列矯正用咬合誘導装置
(ムーシールド)

下顎前突(取り外し式)
主訴 前歯が逆さ咬み
診断名あるいは主な症状 歯牙歯槽性の前歯部反対咬合
年齢 7歳
治療に用いた主な装置 歯列矯正用咬合誘導装置
(ムーシールド)
抜歯部位 無し
一般的な治療期間 1年半〜2年(保定期間を除く)
一般的な通院回数 12回〜18回(保定期間を除く)
一般的な治療費 約200,000円〜350,000円(税別)
リスク副作用 噛み合わせによってはこの方法で治せない場合がある
長期にわたり根気強く装着する必要がある
夜中に無意識で外してしまう場合がある

正中のずれ(あごの歪み)

  • 成長段階で顔の歪みを最小限におさえられました
  • 左右の頬の筋肉のバランスや咬みやすさ等の機能的な改善
  • 顎関節症(あごの関節の病気)の予防になります
ムーシールド

使用した装置
・拡大床
(ワイヤータイプ)

治療例
主訴 上の歯の真ん中と下の歯の真ん中が合ってない
診断名あるいは主な症状 下顎の右側への偏位症例
年齢 5歳
治療に用いた主な装置 緩徐拡大装置(取り外し可能タイプ)
抜歯部位 無し
一般的な治療期間 1年半〜2年(保定期間を除く)
一般的な通院回数 12回〜18回(保定期間を除く)
一般的な治療費 約200,000円〜350,000円(税別)
リスク副作用 食いしばりが強いと装置が壊れる危険性あり
夜中に無意識にはずしてしまう場合あり
(固定式装置もあります)
12歳~ 永久歯列期

はえそろった永久歯を審美的、機能的に良好な状態に並べます。

治療に使用する装置

マルチブラケット装置(歯の表に付ける装置)

メタルブラケット

メタルブラケット
金属の装置です

セラミックブラケット

セラミックブラケット
歯の色に近い白色で目立ちにくい装置です

リンガルブラケット矯正装置(歯の裏に付ける装置)

クリッピーL

リンガルブラケット矯正装置(クリッピーL)
従来より小さい既製品の装置です

インコグニート

カスタムメイド型
リンガルブラケット矯正装置
(※1インコグニート)

歯の形に合わせて作るオーダーメイドの装置です

マウスピース型矯正装置(インビザライン)

マウスピース型矯正装置
(※1インビザライン)

歯に装置は着けず取り外しの装置で治療していきます

歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療

歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療
歯を動かす時の支えとして直径1.5㎜位、長さ6~8㎜のインプラントを用いる事があります。
症状やご希望に応じて使う事も有ります。治療を急がれている方や、中にはインプラントでしか治療が困難な場合もあり、検査を行った上でインプラントの形や位置を決めて治療を行います。また矯正治療後ははずすため、お口の中に傷が残る事もありません。


治療後に使用する装置

クリアリテーナー

クリアリテーナー

スプリングリテーナー

スプリングリテーナー

ラップアラウンドリテーナー

ラップアラウンドリテーナー

リンガルボンデットリテーナー

リンガルボンデットリテーナー

可撤式矯正装置(QCMリテーナー)

可撤式矯正装置
(QCMリテーナー)

※1「インビザライン」「インコグニート」について
・完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は米国アライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン株式会社を介して入手しています。
・国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
・マウスピース型矯正装置(インビザライン)はFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。 薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

全体矯正

治療していくにあたり、上下の歯のバランスを考えて改善していきます

治療例

叢生(ガタガタ)

  • 歯磨きがしやすくなり虫歯や歯周病になりにくくなりました
  • 発音や咬みやすさ等機能的に改善しました
叢生
主訴 八重歯
診断名あるいは主な症状 犬歯唇側転位(叢生)
年齢 13歳
治療に用いた主な装置 マルチブラケット装置
(白ブラケット利用)
抜歯部位 上下左右第一小臼歯
一般的な治療期間 2年〜3年(保定期間を除く)
一般的な通院回数 24回〜36回(保定期間を除く)
一般的な治療費 約700,000円〜900,000円(税別)
リスク副作用 歯根吸収が起こる場合がある

まずは初診相談にお越しください